訪問マッサージブログ No.5
訪問療養マッサージです。
今日はあん摩マッサージ指圧師の一部を紹介しようと思います。
整体やほぐしなどの民間資格と一緒にされやすいですが、
元々は目が見えない・見えずらい方に対して作られた国家資格です。
現在では資格取得が緩和され、目の見える方でも取得できる資格となっています。
「あん摩」「マッサージ」「指圧」の三つの施術法を使い施術を行います。
あん摩:東洋(古代中国)で誕生した施術法。
「按摩」とも表され、「按(あん)」は押さえること、「摩(ま)」は撫でることを意味します。
衣服の上から行い、心臓から手先や足先など離れる方向に筋肉を揉んだり叩いたりして主に筋肉の硬さをほぐすことで血流の改善につなげるのが特徴です。
マッサージ:西洋(ヨーロッパ)で誕生した施術法。
患者の皮膚に直接触れ、手先や足先などから心臓に向かって撫でながら血流の改善を目指します。主に擦る(さする)手技を用いて、リンパの流れを改善します。
指圧:日本で誕生した施術法。
衣服の上からツボなどを押して離し、圧力を加えることで、筋肉や神経等の調整を目指します。
古法あん摩、導引、柔道の活法を合わせた一点圧を主体とした独特の施術方法。
アメリカの整体術の理論や手法を取り入れながら大正時代に体系化され、日本のみならず海外でも知られる手法となっています。
色々な施術法が混ざったあん摩マッサージ指圧師ですが、技術は東洋医学に基づいています。
そのため、基本的には器具を用いず徒手で行い、身体をなでる・おす・揉むことで血の巡りをよくし、コリや痛みを和らげます。
ざっくりと書いてみましたが、「こんな手技を使いながら施術をしているんだな」と想像できる内容になっていれば幸いです。