訪問マッサージブログNo,56

みなさま、こんにちわ。

訪問鍼灸マッサージです。

今回は、訪問先のご利用者様からいただく「日常生活で生じる身体についての困りごと」でよくご相談を

いただく「なかなか寝つけない」「トイレに何度も起きてしまう」など不眠について。

原因と改善についてお届けします。

 

「高齢者の睡眠の特徴とは」                 

高齢者は深いノンレム睡眠が減少し、浅いレム睡眠が増加するため眠りが浅くなります。                  

なかなか寝付けない、寝ている途中にトイレに行きたくなって目が覚めてしまう、早朝に目を覚ます

ケースが多く、睡眠不足から昼間の活動量が減少することもADLの低下につながりやすくなると考えます。

 

加齢に伴って体内時計が変化して、体温調整・ホルモンも分泌・血圧などの睡眠に関わる生体機能のリズムが前倒しになることから睡眠時間が減少し、睡眠の質が低下することがうかがえます。

日常生活での活動量の低下、ストレスや孤独感、睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿、慢性疼痛なども原因のひとつになります。

 

 

「高齢者の不眠対策は、生活習慣・就寝環境の改善から」

生活のリズムを整えるため起床時間を一定にして、朝の太陽光を浴びる(メラトニンの分泌促進と

体内時計の正常化)ことや、就寝前は部屋の照明を暗めにするなどを習慣として取り入れてみましょう。

眠りやすい身体づくりにツボを使って身体を温めてリラックスさせることもおススメです。

夜間頻尿や慢性疼痛などによる不眠には、鍼灸やマッサージを利用することも症状の改善に効果的です。

 

それではここで日常的にセルフケアしやすい「不眠の改善に効果的なツボ」を2つ

ご紹介したいと思います。

 

「安眠のためのリラックス効果 労宮(ろうきゅう)」

自律神経のの乱れを整えて緊張を緩める働きがあります。

また、内臓の血流を良くして身体を温めて、ストレスやイライラを抑え精神を安定

させる作用があります。

手を軽く握ったとき人差し指と薬指の先端の間に位置します。

 

「頻尿不眠タイプにおススメ 懸鐘(けんしょう)」

膀胱の過活動や足の冷えや、坐骨神経痛など脚の神経痛緩和に役立ちます。

またみぞおちあたりの不快感や苦しさを鎮める作用もあります。

足の外側のくるぶしから指4本上、腓骨の前側に位置します。

 

 

食後や飲酒時、寝る直前は避けて、リラックスしながら一か所につき3~5回程度ツボを

押してみましょう。

 

 

 

 

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