訪問マッサージブログNo,41

みなさま、いかがお過ごしですか?

訪問鍼灸マッサージです。

今年は梅雨入り前から気温が高く、毎日のように続く暑さで「身体の疲れ」を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

夏まけ、暑気あたりなどと言いますが、「身体がだるい」「疲れやすい」「集中力がない」「頭痛」「不快感」「食欲不振」といった症状が現れるのは、

いわゆる夏限定の慢性疲労=夏バテです。

夏の疲れが最も出てくる時季は、9月~10月中旬頃までといわれています。

 

夏バテのおもな原因は2つです。

①体温の変化が厳しい

通常の体温は36~37℃ですが、暑くなり体温が上昇すれば汗をかいて体温を下げます。

汗は体内のミネラル分も同時に体外に放出するので、そのときに大量にミネラルが失われます。それが原因となって、体調バランスが崩れて疲労感を感じやすくなります。

②栄養の吸収が悪くなる

外気の暑さによって消化酵素の効力が低下します。これによって栄養の吸収が悪くなり、食欲不振を起こします。

また、暑くて冷たい飲み物を多く飲むことが増えるので、胃腸は冷えて消化不良を起こしやすくなります。

 

そんな時には、足や手、お腹にある夏バテ解消のツボを刺激して、体のダルさを和らげてみましょう。
自分でゆっくりとツボを押すことそのものが、副交感神経を活発にして、体調回復のきっかけになります。

今回は、手軽に押せる足にあるツボをご紹介します。

 

足三里(あしさんり)

 

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり)というツボは、夏バテで疲れきった体には効果抜群です。
足三里は三千里(12km)歩いても疲れないという意味のツボで体の免疫力や体の中の活動エネルギーを出させるツボです。
消化と排泄をコントロールして、体をスッキリ元気にしてくれます。まさに夏バテ対策にはピッタリのツボといえます。足三里は、胃腸を整えたり、元気をつけたり、あとは足の疲れをとったりします。

胃酸がこみ上げやすい方は陰稜泉というツボをおすすめします。

【陰稜泉(いんりょうせん)】

 

 

 

 

 

 

 

陰陵泉もまた胃腸の調子を整えて、夏バテ・体のダルさや食欲不振・下痢などの夏の疲れからくる症状の解消が期待できるツボのひとつです。
足が浮腫んでいるときにも浮腫みの解消によく使われます。

 

体の疲れがスッキリしない、ダルくてつらい、そんな症状を感じられている方は、試してみてはいかがでしょうか。